楽天が今季就任した今江敏晃監督(41)に対し、2年契約の2年目となる来季の続投を要請しない方向であることが9日、関係者への取材で分かった。同日の西武戦で今季の全日程を終え、67勝72敗4分けの4位。
今江監督は、石井一久前監督(現球団シニアディレクター)の後任として打撃コーチから昇格。交流戦で球団初制覇を果たした一方、選手から起用法の偏りや作戦面などに対して不満の声が出ており、球団はそうした事情を総合的に判断して新体制構築に傾いているとみられる。
西武戦後に報道陣の取材に応じた森井誠之球団社長は「きょうからしっかり振り返り、あすから組閣に向けてすぐに動く。しっかりと出来上がった状況で皆さまにお伝えしたい」と話した。