【カイロ共同】エジプトの首都カイロ近郊ギザで開館準備が進む「大エジプト博物館」で16日、一部展示場の一般公開が始まった。博物館はギザの三大ピラミッド近くにあり、全面公開されればエジプト観光の目玉の一つとなる。
建設は日本も支援するが、新型コロナウイルス禍などの影響で当初計画より大幅に遅れ、全面公開の時期は未定。今回、エジプト政府は「試験開館」としており、準備を加速させたい考えだ。
今回公開されたのは、エジプト各地の出土品などを年代順に並べた常設展示場。展示の見どころとなるツタンカーメンの「黄金のマスク」はカイロ中心部の別の博物館にまだ収蔵されており、今後移送される予定。