大谷50号記念球、6億円超落札 史上最高、オンライン競売

10/23 14:22

 大谷翔平選手が史上初の「50本塁打、50盗塁」を達成した際の本塁打のボール=16日、米ニュージャージー州(共同)

 【ニューヨーク共同】米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手が史上初の「50本塁打、50盗塁」を達成した際の本塁打のボールが23日、オンライン競売で売買手数料を含め439万2千ドル(約6億6600万円)で落札された。競売会社によると、本塁打のボールの史上最高額を更新した。競売は9月下旬に約60万ドルで始まり、7倍以上に高騰した。

 これまで最高の落札額は1998年に当時カージナルスのマーク・マグワイア選手が打った70号で約300万ドルだった。

 大谷選手の記念球には公式球と証明する大リーグ機構のマンフレッド・コミッショナーの署名が刻印され、打撃時の薄い黒い跡が付いている。

 ドジャースは今月20日にWS進出を決め、今後も大谷選手の活躍が期待される。主催した競売会社代表は16日の取材で、ポストシーズン終了まで競売を待たなかった理由を「みんなの関心が野球から離れてしまう前に終わらせたかった」と語った。

 競売が発表され、観客2人が出品者に奪われたと提訴。当事者らは所有者と認定された人物に競売の収益を渡すことで合意した。

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