【ベルリン共同】ドイツのシュタインマイヤー大統領は12日、連立政権崩壊による解散総選挙を、与野党が合意した来年2月23日に実施することを承認した。今年12月16日に連邦議会(下院)でショルツ首相の信任投票を実施するが、不信任となる見通し。シュタインマイヤー氏は声明で「不信任となれば速やかに議会解散を決定する」と述べた。
解散総選挙は2005年のシュレーダー政権以来となる。ドイツは議会解散の頻発がナチス台頭をもたらした反省から、基本法(憲法)で解散を厳しく制限。議会で不信任となれば首相が大統領に解散を要請し、大統領が解散の是非を決める。