イスラエルのサール外相は14日、東京都内の日本記者クラブで記者会見し、イスラム組織ハマスとの停戦交渉は「今週がヤマ場だ」との認識を示した。トランプ米大統領が中東を歴訪している16日までの間に「交渉が進むことを願っている」と述べ、米政府の交渉仲介努力に期待感を示した。
サール氏は、トランプ氏の中東歴訪が終われば「交渉が進むのは難しい」と強調した。イスラエルは3月2日からパレスチナ自治区ガザへの人道支援物資搬入を全面停止しているが、現在は「搬入の準備を進めている」と表明。「物資がハマス側に渡ると活動資金になり、戦争は止まらない」と語り、搬入方法を検討していると主張した。