【ワシントン、カイロ共同】ルビオ米国務長官は15日、訪問先のトルコ南部アンタルヤでシリア暫定政府のシェイバニ外相と会談した。ルビオ氏はトランプ大統領が表明した対シリア制裁解除の方針を直接伝達。民族や宗教、宗派にかかわらず、全国民の人権を保護する重要性を強調した。会談後、記者団に、シリアの安定のため「できる限り支援する」と述べた。
制裁が解除、緩和されれば、長年の内戦の影響で荒廃したシリアの国土再建に向けた大きな弾みとなる。昨年12月のアサド政権崩壊以降、シリアでは宗派対立が続いており、ルビオ氏は国内融和に取り組むよう求めた。