与野党は20日の衆院予算委員会理事懇談会で、自民党派閥裏金事件を受けた旧安倍派幹部の下村博文元文部科学相の参考人招致を巡り協議したが、折り合わず、結論を持ち越した。21日に再協議する。立憲民主党は、下村氏が出席意向を示しているとして全会一致での招致議決を求めている。参考人招致は全会一致が原則だが、野党各党の賛成多数で議決可能な状況にある。
裏金事件を巡っては、下村氏ら旧安倍派幹部の発言と、派閥会計責任者の証言との食い違いが指摘され、かねて立憲民主党など野党が下村氏の参考人招致を求めていた。
下村氏は14日、議決があれば応じる意向をX(旧ツイッター)で表明した。