【北京共同】中国外務省は8日、台湾やチベット問題などで長期間、誤った言論を広めたと主張して日本維新の会の石平参院議員に対し、中国の財産凍結やビザ(査証)を発給せず入国禁止といった制裁措置を決定したと発表した。
ほかに歴史問題や沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)や新疆ウイグル自治区、香港といった例を挙げた。靖国神社を参拝したことも理由にした。
中国外務省は石氏の言動が、中国と台湾は不可分の領土とする「一つの中国原則」などに違反し「深刻な内政干渉で、主権と領土の一体性に重大な損害を与えている」と批判した。入国禁止措置は石氏本人のほか、直系の親族にも適用するとしている。