【北京共同】中国国家統計局が10日発表した8月の消費者物価指数(CPI)は前年同月に比べ0・4%下がった。下落は3カ月ぶり。中国経済は内需不足を背景としたデフレ圧力が続いている。
品目別では食品・たばこ・酒が2・5%下落。中国の食卓に欠かせない豚肉は16・1%下がった。激しい価格競争が起きている自動車など乗り物は1・9%下落し、マイナス傾向が続いた。
変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアCPIは0・9%上昇。伸び幅は7月から0・1ポイント拡大した。
同時に発表した8月の工業品卸売物価指数(PPI)は2・9%低下し、2年11カ月連続でマイナスとなった。