【ワシントン共同】トランプ米大統領は16日、米国とカナダでヘルスケア事業を展開するEMDセローノ社と、体外受精で使われる医薬品の値下げで合意したと発表した。同社が今後、米国内での医薬品製造などへ投資することを条件に、医薬品関税の対象から外すことでも合意した。
トランプ氏はホワイトハウスでの記者会見で「米国の母親や家族にとって勝利だ」と強調した。政府が2026年に運用を始める医薬品の直販サイトに同社は参加する。
米国では8組に1組のカップルが不妊に悩んでいる。体外受精は1回当たり1万2千ドルから2万5千ドルと高額。同社は80%以上の値下げとなるケースもあるとしている。