複数の職員にセクハラに当たるテキストメッセージを送ったことを認め、辞職の意向を表明した福井県の杉本達治知事は26日、県議会の全員協議会に出席した。杉本氏は「極めて重く責任を感じている。県政の混乱を抑えるため、知事の職を辞することを決意した」と説明し、謝罪した。
杉本氏は25日、臨時の記者会見で「極めて重く責任を感じている。信頼を大きく損ね申し訳ない」と謝罪。辞職の時期は、近日中に議長に申し出るとした。出直し選への出馬は否定している。
メッセージを受け取った職員が4月、外部の窓口に通報した。県が指名した弁護士が特別調査委員として、職員約6千人を対象に調査している。調査報告書は来年1月以降に公表される見通し。
