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ハリソン・フォード、82歳に 「スター・ウォーズ」ハン・ソロ役のブレイクから「マーベル」まで

07/13 16:00

  • 映画
ハリソン・フォード(2017年に撮影) (C)ORICON NewS inc.

 ハリウッドの生きる伝説ハリソン・フォードが7月13日、82歳の誕生日を迎えた。ハリソンといえば、「インディ・ジョーンズ」シリーズのインディアナ・ジョーンズ役や、『ブレードランナー』のデッカード役など、映画史に残るアイコニックなキャラクターの数々を演じてきた。俳優としてブレイクするきっかけとなったのが、「スター・ウォーズ」シリーズのハン・ソロ役だ。

【動画】『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』日本版特報

 映画『現金作戦』(1966年)で端役ながらも俳優デビューを飾るが、その後、結果が出せず、大工仕事で生計を立てていたハリソンは、その姿を偶然見かけたジョージ・ルーカスからオーディションへ参加するよう誘われ、ハン・ソロ役を射止める。

 「スター・ウォーズ」シリーズの記念すべき1作目、映画『スター・ウォーズ/新たなる希望(エピソード4)』(1977年)に出演。

 ウーキー族のチューバッカとともに密輸業者として働いていたハン・ソロは、帝国軍に捕らわれたレイアを救出するために腕の立つパイロットを探していたルーク・スカイウォーカーとオビ=ワン・ケノービから、運び屋の依頼を受ける。金のためだけに引き受けたはずの依頼だったが、ダース・ベイダー率いる帝国軍の攻撃にあうことで、いつの間にかレイア救出作戦と兵器デス・スターの破壊作戦にも巻き込まれていくことに。どんな危機的な状況でも皮肉にあふれた発言をするユーモアと、巧みな宇宙船の操縦技術で何度も仲間を救い、一躍人気キャラクターとなった。

 その後も、重要キャラクターの一人として、「スター・ウォーズ」シリーズを支えていく。映画『スター・ウォーズ/帝国の逆襲(エピソード5)』(1980年)では、旧友ランドの裏切りによりダース・ベイダーに拘束され、冷凍装置で仮死状態にされてしまう衝撃の展開も。また、物語の中で終始いがみ合っていたレイアから「I love you(愛してる)」と声をかけられ、「I know(分かってる)」と返したシーンは、「スター・ウォーズ」の歴史に残るロマンティックな名シーンだ。台本上のハン・ソロのせりふは「I love you too(俺も愛してる)」だったが、ハリソンのアドリブで台詞が変更されたことでも知られている。

 宿敵ダース・ベイダーとの決着を描いた映画『スター・ウォーズ/ジェダイの帰還(エピソード6)』(1983年)に出演後、30年以上の時を経て、映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒(エピソード7)』(2015年)に復帰。

 『ジェダイの帰還』から約30年後を舞台とした『フォースの覚醒』では、変わらず密輸業者として働いていたハン・ソロが、主人公レイと偶然出会い、ミレニアム・ファルコンと久々の再会を果たす。金使いの荒さと軽口を叩く姿は健在で、相変わらず多方面から恨みを買っているハン・ソロは、レイアとの間に生まれた息子にも恨まれしまったようで…。無法者のハン・ソロが親として葛藤する姿、ダークサイドの手に落ちた息子との対決を描いた本作は、「スター・ウォーズ」ファンにとって涙なしでは見ることができない一作となった。

 昨年6月には、シリーズ5作目となる『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』が公開。ハリソンは撮影時79歳だったが、最先端の技術とアーカイブ映像を駆使して30代後半に若返った回想シーンも話題となった。

 そして、日本時間12日深夜にマーベル・スタジオの新作映画『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』(2025年2月14日公開)の特報が世界同時解禁となり、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)にデビューするハリソンの姿がお披露目となった、

 新作映画では、サディアス・ロス役で出演するハリソン。ロスはこれまで故ウィリアム・ハートさんが演じていた役で、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(16年)から常にアベンジャーズを毛嫌いし、直接的ではなく間接的に破滅させようと暗躍してきた“絶対に敵にしてはいけない”用意周到な男。アメリカ軍将校だったロスが、本作では大統領にまで上りつめた。解禁となった特報では、新たな“キャプテン・アメリカ”ことサム・ウィルソン(演:アンソニー・マッキー)に「私と組め」と迫り、「君はキャプテン・アメリカだが――スティーブ・ロジャースではない」と言い放つなど、存在感たっぷり。

 「スター・ウォーズ」や「インディ・ジョーンズ」の各作品は、動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」で配信中。ハリソンが出演してきた作品はいま観ても色あせない魅力に満ちたものばかり。年齢を重ねても変わらない輝き、エネルギー、そして新しいこと恐れないハリソン・フォードに、いまこそ沼ってみてはいかがでしょうか?

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