俳優の鈴木梨央、釈由美子が18日、都内で行われた映画『カミノフデ ~怪獣たちのいる島~』(26日公開)の完成披露上映会に参加した。
【全身ショット】スラっと美脚を披露した釈由美子
「ゴジラ」シリーズや「大怪獣ガメラ」、「仮面ライダー」などの造形を手がけ、怪獣造形の礎を作ったと言われているレジェンド、村瀬継蔵が88歳になって初めて総監督を務めた映画。村瀬総監督が1970年代に香港のショウ・ブラザーズに依頼され書き留めたプロットをもとにしたオリジナルファンタジー作品で、『仮面ライダー』以降の“変身ブーム”を支えた高橋章や『ゴジラ』平成VSシリーズの西川伸司ら、村瀬と同時代を生きた屈指のクリエイターたちが集結。着ぐるみ・ミニチュアによるアナログ特撮撮影と、最新鋭のカメラとレンズ効果や合成技術を用いることによって、CGとは異なる味わい深い世界観をつくり上げた。
亡くなった特殊美術造形家・時宮健三(佐野史郎)を祖父に持ち、時宮の仕事にあまり良い思い出がなかった朱莉を鈴木が演じ、その母役で釈が出演する。鈴木は「特撮映画は、小さいころからの『怖い、怖い』と言いながら『ゴジラ』だったりを目にして触れていた。まさか自分が特撮映画に参加させていただけるんだと知った時はすごくうれしかったですし、撮影がどんなふうに行われていくんだろうとワクワクした気持ちにもなりました。実際、撮影をしていても、グリーンバックの撮影が多かったので、やっぱり想像することが多かった。絵コンテを見ながら、ワンカット、ワンカット、目の前にこの怪獣がいるんだ、と想像しながら作り上げていく過程がすごく楽しかったなっていう印象があります」と振り返った。
釈は「朱莉ちゃんの母親役で、複雑な表情を浮かべる朱莉を後ろから優しく見守る母親でいたいなと思いました」と役作りを語った。撮影を共にしたのは1日だけだったが鈴木は「釈さんの普段からあふれ出る優しさ、気さくさが、お母さんにも現れていて。甘えたくなっちゃうと思わせてくれるようなすごいお母さんだった」と印象を語る。照れる釈は「普段は1児の母なんですけども、男の子で。本当にチビゴジラみたいにやんちゃな子なので(笑)普段はあんなに優しくないというか、もう鬼ババアです(笑)。普段の自分を押し殺して、優しいお母さんでいようって思いました」と返して笑わせた。
『ゴジラ×メカゴジラ』で、釈は3式機龍のオペレーターである家城茜を演じたことでも知られる。再び特撮作品に参加し本作では、ヤマタノオロチに感動したという。「試写を見た時にオロチのかっこよさにしびれました。デザインは私が出演させていただいた『ゴジラ×メカゴジラ』で機龍をデザインしてくれた西川さん!フィギュアが出たらガチでほしいなと思います」と笑顔で語っていた。
イベントには、楢原嵩琉、佐野史郎、佐藤大介プロデューサー兼特撮監督も参加した。
釈由美子、息子はやんちゃな“ちびゴジラ” 『ゴジラ×メカゴジラ』3式機龍デザインの西川伸司さんが作ったヤマタノオロチに「しびれた」
07/18 20:02
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