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人喰いザメから尾ビレビンタ、『エア・ロック 海底緊急避難所』衝撃映像

07/27 20:00

  • 映画
“詰み系”スリラーの最新作『エア・ロック 海底緊急避難所』8月16日公開 (C) NWUP Limited 2023

 シャークケージ・ダイビングに興じる姉妹が、海底に落下した檻から脱出する様を描いた『海底47m』(2017年)、地上600メートルの超高層鉄塔に取り残された2人の若者の運命を描いた『FALL/フォール』(23年)など、次から次へと襲い来る危機的状況に主人公が追い込まれていく“詰み系”スリラーの最新作『エア・ロック 海底緊急避難所』が8月16日より公開される。

【動画】人喰いザメから尾ビレビンタ衝撃映像

 高度2万フィートを飛ぶ大型旅客機が、恐怖の海底サバイバル・ツアーに急転直下する“詰み系”スリラー映画『エア・ロック 海底緊急避難所』(8月16日公開)より、ゼロ距離で人喰いザメに尾ビレビンタされる衝撃映像が解禁となった。

 本作は、州知事の娘・エヴァは恋人と友人との卒業旅行のために、10歳のローザは陸軍出身の大好きな祖父母との3人旅行のために、CAのダニーロは彼氏との同性婚を夢見ながら大型旅客機に乗り、南国メキシコのリゾート地・カボへと向かっていた。

 だが飛行中、エンジンに鳥が激突して機体は高度2万フィートから、遥か海底へとあえなく墜落…。生き残ったのはエヴァとローズを含むわずか7人のみ。そして、生き延びられる場所は、奇跡的にできた気圧の隙間エア・ロック、ただ1ヶ所だけ。生存者たちは身を隠すように救助を待つが、そこは、決して安全ではなかった。襲い来る水圧、失われていく酸素、そしてついには海の捕食者が、機内に忍び込んで来る。刻一刻と生還不能へのカウントダウンが刻まれる中、果たして生き残ることが出来るのだろうか。

 解禁された映像は、水中から決死の脱出をはかろうとする中、サメとゼロ距離遭遇したエヴァが、悠々と泳ぐサメの尾ビレでビンタされる瞬間を捉えたもの。圧倒的不利な状況の中、彼女は本当に逃げ切れたのか?その後の行く末にも期待感あおられるシーンとなっている。

■インディペンデントの予算でディザスター映画をどうつくる?

 インディペンデントの予算でディザスター映画の迫力をいかに実現したのか。クラウディオ・ファエ監督は「この撮影が難しいものだ、ということだけは明確だった。課題は山積みだった。だが『どうやって飛行機を沈めるのか?』『海底に沈む飛行機の中という狭い場所で、どう撮影するのか?』それら難題に立ち向かい解決策を見つけることも、この映画の最大の魅力のひとつだった」と語る。

 コンピューターによるモデル化やスケッチ、ディスカッションを何度も繰り返して、どのようにセットを沈めるかを段階的にクリアしていくことも楽しみの一つだったことをファエ監督は振り返る。

 飛行機の沈没が進み機内が水で満たされ、登場人物の生存の可能性は低くなるー本作の見どころの一つでもある<墜落後のシーン>。ファエ監督は「機内が徐々に水で満たされていく様子を撮る必要があった。沈んでいく瞬間を撮影しなければならなかったので、とても難しい撮影となった」という。

 セットには、こうしたストーリーの進行捉えるため、水没した飛行機のデザインも担当した、プロダクション・デザイナーのマシュー・バトンに製作を依頼。撮影中に水槽の中の機体を傾けたり、上げたり、下げたりする複雑な装置を開発「本物の恐怖を感じさせる、素晴らしい装置だった」と語る。

 「水は、作業を複雑で危険なものにする」多くのキャストとスタッフにとって、今回のような水に満ちた撮影は初めてだったため、現場には興奮と不安が入り混じっていたとも言う。だが、水中での撮影は過酷だったのか?この質問に対し、水の存在は撮影のハイライトだった出演者たちは口をそろえる。あるキャストは「撮影は夢のようだった」と述べ「飛行機の中を泳いだり、サメと戦ったり、こんなにおかしな経験は普通できない。撮影でそれができたことを、とても嬉しく思う」と続けた。

 ファエ監督はこうも付け加えている。「最も貴重な経験のひとつだ。こんなことを言うのは正直驚いている。もちろん、キャストの安全が最優先だが、とてもいい経験になった。出演者はみんな水に潜らなければならなかったし、特に祖母と共に生き残った少女ソフィーの潜水時間は長かった。ソフィーは水中でのシーンをすべて彼女自身でこなしてくれた。水泳の技術も素晴らしく圧倒された。まるで泳ぎを専門にしている役者のようだった」と述べ、撮影監督のアンドリュー・ロジャーは、水中での特殊な撮影に関して「ひどいことばかりをさせていたよ。水の中に突き飛ばしたり、水しぶきをかけたり、サメで攻撃したりと、これほどの撮影に耐えてくれる寛大で忍耐強いキャストは他にはいないだろう」と称賛を送っている。

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