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【24時間テレビ】堀内孝雄&武田鉄矢ら「サライ」熱唱 モニターに映された谷村新司さんへ「ありがとうチンペイ」

09/01 14:41

  • エンタメ総合
『24時間テレビ47』に出演した(左から)堀内孝雄、武田鉄矢(C)日本テレビ

 日本テレビ系『24時間テレビ47』の2日目となる9月1日、『サライの生みの親谷村新司さんが音楽で伝えたかった想い』で堀内孝雄と武田鉄矢が東京・両国国技館に登場し「サライ」を熱唱した。

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 アリス結成の1972年から、ともに数々の名曲を世に送り出した堀内は「いろんな想いをたくさん我々に残してくれた」と語り、さらに若かりし日から親交の深い武田は「26歳ごろ、生活が苦しかった時にこの人(谷村さん)から“うちの事務所にこないか”と誘ってもらった。社長にかけあって初任給の値段まで交渉してくれた」と感謝の想いを言葉にした。

 昨年10月に74歳でこの世を去った谷村さんは、長きにわたり、音楽を通してチャリティーに熱心に取り組んでいた。1995年、阪神大震災のときにはアリス発足の地である神戸で復興ライブを決行、集めたお金で被災地の子どもたちにギター500本を贈ったことも話題になった。2011年東日本大震災の折にも、雨が降ろうとトラックをステージに歌い続けた。

 谷村さんといえば「サライ」の生みの親。実は1992年の『24時間テレビ』で、視聴者から集まった歌詞を集めて曲を完成させるという企画の中で生まれた曲だ。番組には9000通もの歌詞が届き、谷村さんは無謀な挑戦ではと思ったそうだが、頑張れたのはともに歌を作った憧れの人、加山雄三への想いだったという。

 曲につけたタイトル「サライ」の意味は、ペルシャ語で、砂漠で出てくるオアシスや宿のこと。イメージとして、「故郷(ふるさと)」と見立てたのだそう。

 大きな想いをのせて完成した名曲は見事に番組のエンディングで出演者全員の合唱により視聴者に届けられ、それから32年、この24時間テレビで歌い継がれている。

 両国国技館では、堀内と武田が、集まった歴代チャリティマラソンランナーたちも迎えて「サライ」を熱唱。歌い終えた堀内はモニターに映された谷村さんに向かって「みんな、拍手!ありがとうチンペイ(谷村さんの愛称)」と呼びかけ、万雷の拍手でステージを締めくくった。

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