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『情熱大陸』助産師・小島毬奈さん、難民・移民の救助船に乗り込み活動 “船上で新しい命”カメラも遭遇

09/08 12:24

  • エンタメ総合
8日放送『情熱大陸』より(C)MBS

 きょう8日放送のMBS・TBS系『情熱大陸』(毎週日曜 後11:00)は、助産師・小島毬奈さんを紹介する。

【写真】インクルーシブ保育園 2歳のいのりちゃん

 2014年ごろからリビアやチュニジアから小さな船で地中海に漕ぎ出す難民・移民が急増し、これまでにおよそ250万人が海を渡り、3万人近くが溺死するか行方不明になっているとされる。小島さんは、2016年から国際NGOのメンバーとして地中海を渡る難民・移民の救助船に乗り込み、主に妊婦や新生児を抱えた女性の救助活動をしてきた。

 以前は都内の病院に勤務していたが、医師の補助的な役割しかできないことに物足りなさを感じて退職。その後、国際医療NGOの活動でパキスタンやイラク・レバノンの難民キャンプなどをまわり、医師もおらず医療機器もろくにない現場を経験した。そんな小島が最も自分の力を発揮できる場として選んだのが、地中海を渡る難民・移民の救助船だった。

 カメラは2024年7月に行われた地中海・リビア沖での救助活動に同行した。海上では、救命胴衣も付けない人々を満載した船籍不明の船と何度も遭遇。そこにはアフリカ各地だけでなく、内戦が続くシリアや、遠くパキスタンやバングラデシュから来た難民・移民たちも乗っていた。彼らを救助して陸地へ運ぶ救助船で、小島は助産師という役割を超えて八面六臂の働きを見せた。そして、船上で新しい命にも遭遇する…。

◆プロフィール
1984年、東京都生まれ。
2009年、東京医療センター附属東が丘看護助産学校助産学科を卒業後、東京医療センターや都内の産婦人科クリニックで勤務。
2013年にはタンザニアで助産師として医療ボランティア活動に従事。
2014年より国際医療NGOに参加し、母子保健や産科医療のプロジェクトに携わる。パキスタンやイラク、レバノンのシリア難民キャンプで活動。
2016年からは地中海を渡る難民移民の救助船での活動に力を注いでいる。
2022年にはウクライナで女性への性暴力に関する調査とケア活動を実施。

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