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東北道「大玉スマートIC」調査へ 国交省、新規事業化に向け

09/07 09:20

 大玉村が村内の東北道に誘致を目指している「大玉スマートインターチェンジ(IC、仮称)」で、国土交通省は新規事業化に向けた準備段階調査に取り組む。同省が6日、発表した。

 準備段階調査は国直轄の調査で、準備会がICの設置候補地や構造などを検討する。準備会の検討を経て、国や村、東日本高速道路(ネクスコ東日本)などでつくる「地区協議会」が実施計画書を策定し、同省に提出する。同省によると、事業化まで早くても1年はかかるという。

 同スマートICの誘致を巡っては、村が2021年12月から国、県、同社と勉強会や検討会を開催してきた。村によると、本宮―二本松IC間(約13キロ)のほぼ中間に設置する予定で、高速道路と国道や県道などの接合状態や道路の形状など利便性や安全性などを考慮し、複数の候補地を挙げているという。

 村は将来の都市構造の一つに「大玉ゲートウェイ」を掲げており、同スマートICを交流交通拠点の中心に据え、周辺に工業団地など工業集積拠点、あだたらの里直売所などの地域振興拠点を配置し、拠点間の連携で村全体の魅力を高める方針。押山利一村長は「交通の利便性や観光振興、企業立地、物流の効率化など地域発展の大きな原動力になる。早期の事業化を目指す」としている。

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