『好きなママタレント』2児の母・北川景子が2連覇、人気深夜番組MCの2人のママが大躍進

11/22 09:40

  • エンタメ総合
『第9回 好きなママタレントランキング』で2連覇達成の北川景子(C)ORICON NewS inc.

 テレビコンテンツの中でも“育児”や“家事”は人気のテーマで、子育てをしながら芸能活動をする「ママタレント」の言葉は、いつの時代も注目を集める。今年もORICON NEWSでは恒例の『好きなママタレントランキング』を発表。昨年に引き続き1位を獲得したのは、俳優の【北川景子】だった。

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■子育ての葛藤を隠さない姿勢や良好な夫婦関係が好感

 1位に輝いたのは、今年1月に第2子を出産し、2児の母となった【北川景子】。彼女には「以前テレビ番組で『子どもに厳しくしてしまう』というようなことを言っていて、一般の家庭と同じような悩みを持っているんだなと親近感を覚えた」(兵庫県/30代/女性)、「子育てのお話をされている時の表情がとてもやわらかくて、素敵なママなんだろうなと思うから」(香川県/50代/女性)など、テレビ番組等で語る子育てエピソードが好感を得ているようだ

 また、出産後も第一線で俳優業をこなしている北川。「子育てをしながらあの美貌を保ち仕事をこなしてるのがすごい。過剰なママタレアピールもせず、夫婦ともに好感度が高いのも良い」(東京都/30代/男性)と、夫であるDAIGOも自身のXで、離乳食の写真をアップするなど、夫婦で子育てに取り組んでいる姿勢に称賛の声が届いている。

 子育てと俳優の仕事のバランスを保って活動している姿が、パパママ両方からリスペクトされ、連覇達成につながったといえる。

■ママ視聴者の良き理解者、深夜番組も好調でランクアップ

 2位にランクインしたのは、昨年8位から急浮上となったタレントの【藤本美貴】。藤本のランクアップには、深夜バラエティ番組『夫が寝たあとに』(テレビ朝日系/毎週火曜深夜0時15分 ※一部地域除く)のヒットが要因のひとつと分析する。同番組は、“育児”や“家事”をテーマに藤本とお笑い芸人の【横澤夏子】がMCを務める。昨年10月から放送がスタートしたが、開始当時は17分の放送時間が、今年4月から30分、そしてこの10月からは1時間と、異例のスピードで拡大した。

 また、藤本は自身のYouTubeチャンネル『ハロー!ミキティ』でも、夫婦事情や子育て、仕事など、ママ視聴者への人生相談が話題を集めている。ユーザーコメントにも「赤裸々に話してくれる様子に好感が待てる。アドバイスや意見も自身の考えをしっかり持っているし的確!と感じる!」(神奈川県/30代/女性)、「育児や旦那への愚痴に親近感を感じる。愚痴っても、ねちっこい愚痴ではなくて笑い飛ばす感じだし、その解決法も押し付けがましい感じではなくて好き」(香川県/40代/女性)などの声が寄せられている。

 インスタ等でも、夫でお笑いコンビ・品川庄司の庄司智春や3人の子どもたちの姿を披露することも多い。30日からはフジテレビ新・料理バラエティ番組『ミキティダイニング』(毎週土曜 前10:25 ※関東ローカル)で夫婦で初の地上波MC共演を果たすことが発表されている。

■「仕事×生活×趣味」をバランスよく両立する“理想のママ”

 同ランキング上位をキープしている俳優の【杏】は、今年は3位に。フランス・パリを拠点とし、シングルマザーで3人の子育てに奮闘する彼女には「日本、フランス間での仕事と家庭の両立というパワフルさは、自分には真似できなさそうで、素直に尊敬できるものと思って見ている」(広島県/20代/男性)と、男性からの支持も集まった。

 YouTubeチャンネルなどSNSの更新も積極的に行っており、子どもたちのお風呂や寝かしつけなどを終えると、英語やフランス語のオンラインレッスンを受けるなど自分時間を楽しんでいることも明かしている。

 そんな彼女には「人に頼れる時は頼る!ということを実行できていることをTVで観て、素直で羨ましい感覚があります」(富山県/40代/女性)、「お料理動画なども見ますが、失敗したり、ワイルドだったり、なんだか親近感が持てます。もともと好きな女優さんということもありますが、変に気取ったりせず、着飾らない雰囲気が好きです」(北海道/50代/女性)など、称賛の声が寄せられている。

■人気ママタレが占める中、初登場と急浮上2名がランクイン

 今年初登場で7位となったのは、お笑い芸人の【横澤夏子】。2位の藤本とともにMCを務め、同番組をきっかけに今回ランクインしたと推察される。ユーザーからも「ざっくばらんに育児について話している姿をテレビなどで見ているので」(宮城県/40代/女性)、「いつも控えめで、自分の子ども話を積極的にする訳でもなく、聞き役に回っていて好感が持てる」(埼玉県/50代/女性)といったコメントが寄せられている。

 「SNSで投稿される娘さんとのエピソードが可愛くて面白くてほっこりする!」(茨城県/20代/女性)と、日々の子育ての様子をありのまま伝える姿が共感を得ている。

 そして、昨年圏外からランクアップした、タレントの【小倉優子】が8位に。シングルマザーとして3人の男の子を育てながら、大学での学業に励む様子をSNSでも投稿している。

 「学生、仕事、家事、育児とこなしてすごいとしか言えない」(兵庫県/30代/女性)、「離婚したり大変だった時もあるだろう中、大学に通ったりしてママというだけの役割でないのが尊敬できる。いつでも、いつまでも自分磨き、自己研鑽をしていて素晴らしい」(千葉県/50代/女性)など、幅広い世代から支持を集めた。

 少し前は「良妻賢母」が良しとされたが、昨今はユーモアを交えた育児トークや女性としての等身大の生き方に関心が集まっている傾向にある。今回のTOP10を振り返っても、理想のママ像が多様化していることが反映を感じた結果となった。

【調査概要】
調査時期:2024年10月25日(金)~10月30日(水)
調査対象:計1000名(自社アンケートパネル【オリコン・モニターリサーチ】会員10代、20代、30代、40代、50代の男女)
調査方法:インターネット調査
調査機関:オリコン・モニターリサーチ

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