斉藤由貴、長女で俳優・水嶋凜とは“適度な距離感”「今のところそれが功を奏している(笑)」

11/27 06:00

  • エンタメ総合
火曜ドラマ『あのクズを殴ってやりたいんだ』の場面カット(C)TBS

 俳優の奈緒が主演、Kis-My-Ft2の玉森裕太が共演する、TBS系火曜ドラマ『あのクズを殴ってやりたいんだ』(毎週火曜 後10:00)。奈緒が演じる主人公・ほこ美の母・明美役で出演中の斉藤由貴がインタビューに応じた。

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 結婚式当日に彼氏に逃げられてしまった主人公・佐藤ほこ美(奈緒)。人生どん底のタイミングで、金髪の謎の男・葛谷海里(玉森)との出会いをきっかけに、自分を変えるためにボクシングを始める。「もうクズな男に泣かされるのは嫌だ!」と恋もボクシングも本気で向き合う姿をオリジナル脚本で描く、クズきゅんボクシングラブコメディとなっている。

 斉藤が演じる佐藤明美は、ほこ美の母。ヤンキー全盛期の頃に知り合った最初の彼氏に始まり、付き合う男はみんなクズという数奇な人生を歩んできた。しかし、めげることなくいつしか「男なんてそんなもんだ」と割り切るように。現在はスナックのママをしており、今も彼氏が途切れることはない…という役どころだ。

 ほこ美の理解者として背中を押したり、時には恋多き女として娘に少々心配をかけたり…。さまざまな側面を見せる役柄に斉藤は「まず最初にいいなと思ったのは、自分の娘に“ほこ美”と“さや美”という名前をつけるところが、なんといっても一番の取っ掛かりになって好きな部分ですね。『自分の娘にほこ美とさや美って付けちゃうお母さん!』を演じようと思いました」と語る。

 さらに「“明美”っていう名前がスナックのママとしてこれ以上ないくらいベタじゃないですか(笑)。きっとドラマにとってそのベタさって重要だなと思うんです。キャリアを重ねる度にそういうベタさを嫌ってはいけないんだな、大事なんだなと感じるようになりました。だから明美ママっていう自分の名前もすごくしっくり入ってきて、役作りの一助になりました」とほほ笑んだ。

 奈緒が演じる娘・ほこ美は、真面目で真っ直ぐな性格の29歳。海里(玉森)との出会いをきっかけに、「もうクズな男に泣かされるのは嫌だ!」と自分を変えるため一念発起し、ボクシングを始めた。そんな娘を見守る明美の心境について、斉藤は「『やりたいことやりなさい!』っていう気持ちと、でも取り返しのつかないような怪我を負う可能性のあるスポーツに対して不安を覚えるというのは、お母さんなら当然な思いがあると思います」と明かす。

 「物語の後半にお母さんが自分の気持ちを正直に伝えるシーンが何度かあります」とし「でも最終的には何があろうと彼女(ほこ美)の人生・選択で、それを受け入れるしかないんだなということを押し付けがましく『受け入れてあげるわ!』ということではなく、フッと少し目を逸らしてあげる。その“天性の勘”みたいなものが、きっと彼女がスナックをやっているということにも関係してきているんだろうなと。そういう人なんだなというのを演じていて感じました」と撮影時を振り返りながら見どころを語った。

 そんな斉藤は、実生活でも3児の母で、長女は俳優の水嶋凜。役柄の話から派生して、自身の話題に及ぶと「長女の中で私と同じ仕事をしているということで葛藤を抱えている部分もあると思うんですね。だから余計なことは言うまいっていう気持ちがあったりして、距離感を保ったりして接しているんです」という。

 「でも今のところそれが功を奏している(笑)」と笑顔を浮かべると「この間も『自分がやった仕事がすごい楽しかった』と話してくれて、自分でいろんな仕事のメイキング映像を作ったみたいで『ちょっと見てみて』と。その動画を2人で一緒に見て『すごい編集上手だね。違う仕事でも生きていけるんじゃないの?』なんて話したりしてます(笑)」とうれしそうに話していた。

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