【東莞（中国）2024年11月22日新華社＝共同通信JBN】2024年Global Apparel Conference（グローバルアパレル会議）は、11月20日から22日までの日程で、11月21日から24日の第27回China（Humen）International Fashion Fair（中国（虎門）国際ファッションフェア）および2024年Greater Bay Area（Humen）Fashion Week（大湾区（虎門）ファッションウイーク）に合わせて開催されます。中国南部・広東省の東莞市虎門鎮で並行開催される3つのイベントは、にぎやかな虎門の産業の強みと発展の活気を強調します。これらのイベントによって、虎門は中国国内外のファッション業界の主要なプレーヤーとして位置付けられます。
開会式、ファッション協業に関する世界的展望フォーラム、虎門のファッションへの貢献を称えるクリエーティブツアー、国際的デザイナーと地元ブランドをつなぐサロンなど、イベントのアジェンダには見どころが満載です。さらに、技術イノベーション、クリエーティブファッション、そして環境に優しい開発に焦点を当てた3つのテーマ別発表と、生地、色、アパレル規格の最先端トレンドを探る3つのマルチチャンネル・マーケティングキャンペーンを実施します。また、12のユニークなファッションショーのラインナップが虎門のダイナミックな産業をさらに強調します。
この会合には、世界の著名な企業、学界および協会から1000人近くのリーダーが集結する見通しです。このうち、欧州、アジア、アフリカにおいてデザインから製造、消費に至るファッション業界の主要なプレーヤーを代表する国際的な人物が、フランス、イタリア、英国、日本、韓国、ベトナム、インドなど約20カ国から参加します。著名な国際的デザイナーらが中国を代表するブランドに加わり、画期的なアイデアを共有して国境を越えたパートナーシップの新たな機会を模索します。
予想通り、東莞からファッションの風が吹きます。大朗鎮（Dalang）では、第21回China（Dalang）International Woolen Knitwear Fair（中国（大朗）国際ウールニットウエア見本市）が開催中です。ウールニットウエアの世界的拠点として知られる大朗では、年間 9 億枚という驚異的な量のセーターが生産されています。20のセッションで組織されるこの見本市は、中国のウールニットウエア業界の著名なイベントに発展しました。そして近年は、デジタル化とスマート化に注力し、ファッションにより大きな重点を置いています。今年の見本市の際立った特徴は、革新的な「AI + On-Demand Customization（AI + オンデマンドカスタマイゼーション）」体験です。「Customization Zone（カスタマイゼーション・ゾーン）」では、来場者はデジタルデザインツールと3Dデジタルヒューマンモデリングを使用して自分だけのセーターをデザインし、わずか2時間以内で制作できます。そうした体験は、来場者に唯一無二のオーダーメードのぬくもりを与えます。虎門の盛況なアパレル部門と提携し、大朗の活気に満ちたウールニットウエア産業は、東莞の都市ブランドである「Made in Dongguan, Made by Art（東莞製、アートによる製造）」をさらに促進しています。虎門と大朗は共に、東莞の伝統的な繊維およびアパレル部門の高品質な発展を推進しています。
国際的な一大製造拠点として、東莞は、繊維、アパレル、フットウエア、帽子において力強い伝統を誇り、これらの産業は伝統的な基盤であると同時に経済の戦略的推進力としても機能しています。さらに、これら産業は国内外のサプライチェーンにおいて重要な役割を果たしています。これらの部門を近代化するために、東莞は技術イノベーションと先進製造を通じて新たな高品質の生産力を推進することに尽力してきました。最近は、従来型の繊維およびアパレル業界を、よりブランド重視でファッション主導のモデルに移行することを優先しています。東莞市は、「Trendy Dongguan（トレンディな東莞）」を構築する強みを活用し、文化的要素を製造業に統合する革新的な方法を模索しており、高品質の産業成長促進における顕著な前進につながっています。2023年、東莞は既に、繊維、アパレル、フットウエア、帽子などの製造業にわたる指定規模の産業企業1100 社以上を擁しており、総生産額は 900 億元を上回っています。
ソース：Organizing Committee of the 2024 Global Apparel Conference
この記事をSNSで伝える：
