2020年の定例会・活動報告

【第48回定例会】

 読売民友写真クラブ(YMPC)第48回定例会が郡山市で開かれ、スナップと自由の2部門で会員の作品を審査した。最優秀賞、優秀賞の作品を紹介する。(選評はフォトジャーナリスト岩波友紀氏)

◆スナップ部門
▽最優秀賞
「この指止まれ」 宗形和幸さん(三春町)
【評】風景に加え、女の子の表情やしぐさがさらに幻想的な物語の奥へと誘ってくれるような作品です。
▽優秀賞
「極寒の水行」 菊地美雄さん(福島市)
「孫達と楽しく!」 渡辺俊恵さん(いわき市)
「至福のひととき」 佐藤貞雄さん(福島市)
▽その他の入賞者(敬称略)
◇入選
「ぼくカメラマン」古川悦男(郡山市)▽「夕日に向かって」佐山勝信(会津若松市)▽「向日葵(ひまわり)と風車に誘われて」渋谷謙治(福島市)▽「激写」柳沼利行(郡山市)▽「花を撮る」永山淳(いわき市)
◇奨励賞
「めっちゃ楽しい」渡辺健一(二本松市)▽「見事!的中」佐藤邦英(二本松市)

◆自由部門
▽最優秀賞
「雪上のオオワシ」 佐藤邦英さん(二本松市)
【評】羽を広げ雪を蹴り上げる荒々しい瞬間を的確に捉えました。ピントや構図にも技術の高さを感じます。
▽優秀賞
「どれ食べよう」 大石田寛一さん(郡山市)
「湖上の雷光」 渋谷謙治さん(福島市)
「狩り」 立花寿一さん(郡山市)
▽その他の入賞者(敬称略)
◇入選
「光は演出家」山本益代(三春町)▽「煌(きら)めきツリー」渡辺俊恵(いわき市)▽「遊泳」宗形和幸(三春町)▽「水彩画」渡辺憲二(郡山市)▽「霞たなびく」佐藤貞雄(福島市)
◇奨励賞
「ママはどこに」渡辺喜邦(郡山市)▽「晩夏の夕映え」奥山清蔵(福島市)

【第47回定例会】

 読売民友写真クラブ(YMPC)第47回定例会がいわき市で開かれ、スナップと自由の2部門で会員の作品を審査した。最優秀賞の作品を紹介する。(選評は読売写真大賞事務局・小浜誓)

◆自由部門
▽最優秀賞
「UFO」 相楽執一さん(郡山市)
【評】画面右奥からの光をうまく利用し被写体を浮かび上がらせ、飛ぶ生態を見事にとらえています。
▽優秀賞
「歩行者あり」 立花寿一さん(郡山市)
「彷徨」 渡辺俊恵さん(いわき市)
「点描の車窓」 奥山清蔵さん(福島市)
▽その他の入賞者(敬称略)
◇入選 「大川ダムイルミネーション」佐山勝信(会津若松市)▽「忍び逢(あ)い」宗形和幸(三春町)▽「名残り葉に雪」佐藤邦英(二本松市)▽「冬の苔(こけ)」稲川精一(棚倉町)▽「里で」荒義徳(南相馬市)
◇奨励賞 「煌(きら)めく清流」渋谷謙治(福島市)▽「俺 イケメン」山本益代(三春町)

◆スナップ部門
▽最優秀賞
「邪気を払う」 柳沼利行さん(郡山市)
【評】暗闇に浮かぶ炎の輪。その中心の人物もシルエットとなり、込めた願いが静かに伝わってきます。
▽優秀賞
「幻影」 渋谷謙治さん(福島市)
「七日堂裸まいり」 古川悦男さん(郡山市)
「全速」 荒義徳さん(南相馬市)
▽その他の入賞者(敬称略)
◇入選 「大きな銀杏(いちょう)の木の下で」佐藤邦英(二本松市)▽「蛇の年始参り」佐山勝信(会津若松市)▽「水占い」仁井田彰子(三春町)▽「晴れの日」相楽執一(郡山市)▽「独り占め」宗形和幸(三春町)
◇奨励賞 「商売繁盛を願って。」渡辺俊恵(いわき市)▽「空のキャンバス」佐藤まき子(福島市)

【第46回定例会】

 読売民友写真クラブ(YMPC)の第46回定例会が郡山市で開かれ、スナップ、自由、山形県の月山で行われた撮影会の3部門で会員の作品を審査した。最優秀賞、優秀賞の作品を紹介する。(選評はフォトジャーナリスト岩波友紀氏)

◆撮影会部門
▽最優秀賞
「水木(すいぼく)画」 渡辺憲二さん(郡山市)
【評】車のガラスに滴る雨を木に見立て、背後の光を適切に捉えて力強く美しい写真に仕上げました。タイトルも秀逸です。
▽優秀賞
「風のいたずら」 宗形和幸さん(三春町)
【評】舞い落ちてくる葉を捉えたような写真です。背景のアスファルトもより一層、1枚の葉を浮き上がらせています。
「ブナ」 渡辺喜邦さん(郡山市)
【評】目をひく紅葉ではなく、木の幹に着目し、形と色の面白さをうまく表現しています。
▽その他の入賞者(敬称略)
◇入選 「ぶなの泉」奥山清蔵(福島市)▽「雨の旋律」佐藤貞雄(福島市)▽「秋一色」仁井田彰子(三春町)

◆自由部門
▽最優秀賞
「漂着」 渡辺喜邦さん(郡山市)
【評】決して派手ではない色の葉と水面を、逆に柔らかく表現しています。隅々まで丁寧に作られた作品です。
▽優秀賞
「水鏡」 佐山勝信さん(会津若松市)
【評】たくさんの落ち葉が浮いていて、かつ建物も水面にはっきりと映っています。狙いを定め、何度も通った苦労が伝わります。
「初雪」 大石田寛一さん(郡山市)
【評】まだ積もる前の降り始めの一瞬の美しさを、フットワークを生かして見事に捉えました。
「天まで届け」 柳沼利行さん(郡山市)
【評】脱皮し、今まさに成長している姿を、下からのアングルで力強く表現しています。
▽その他の入賞者(敬称略)
◇入選 「緑翠(りょくすい)の流れ」奥山清蔵(福島市)▽「緑の渦」佐藤邦英(二本松市)▽「朱塗りの鳥居」相楽執一(郡山市)▽「カカシさ~ん、虹だよ!」渋谷謙治(福島市)▽「いにしえをしのぶ」宗形和幸(三春町)
◇奨励賞 「晩秋」立花寿一(郡山市)▽「秋」熊田行雄(鏡石町)

◆スナップ部門
▽最優秀賞
「思い出のとき」 宗形和幸さん(三春町)
【評】教壇に立つ女性の柔らかい表情や格好が、まるでこの学校が生きていた時のもののように感じさせます。
▽優秀賞
「祭りの日」 熊田行雄さん(鏡石町)
【評】のれんをくぐる淡い色の浴衣を着た女性をぶらすことで、幻想的に浮かび上がらせています。
「私の子が一番!」 渡辺俊恵さん(いわき市)
【評】祭りの主役ではない母親に着目しました。不安そうな子の表情とそれを見つめる母の表情が良い対比となっています。
「インスタ映え」 渋谷謙治さん(福島市)
【評】Tシャツのデザインの顔を思い切り、切り取りました。手前にある花をぼかして幻想的にしたことも功を奏しています。
▽その他の入賞者(敬称略)
◇入選 「神風」柳沼利行(郡山市)▽「ひっつき虫」佐藤貞雄(福島市)▽「火焔(かえん)の舞」奥山清蔵(福島市)▽「車イスの猫」仁井田彰子(三春町)▽「毎日心が和んでます」古川悦男(郡山市)
◇奨励賞 「時代観」荒義徳(南相馬市)▽「うまーい」大石田寛一(郡山市)