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3度目の挑戦…郡山の中学1年生、英検1級合格 海外で将来の夢見つけたい

09/04 09:15

英検1級に合格した郡山五中1年生の松島さん

 郡山五中1年の松島梨良(りあら)さん(12)は、実用技能英語検定(英検)の本年度第1回検定で1級に合格した。大学上級程度とされる試験を突破し、「小学6年生の2学期くらいからエンジン全開で頑張り続けた。うれしい」と喜びを語った。

 父は中国、母は米国にそれぞれ留学経験があり、英語が堪能なため、松島さんは郡山市育ちながら、幼い頃から英語が身近な存在だったという。5歳で初めて英検を受検し、5級から小学3年生時の準1級まで、全て一発で合格してきた。

 1級は6年生の時に初めて受験。学業に加え、クラシックバレエやピアノなどの習い事もある中、時間を有効活用しながら対策に時間を割き、3度目の挑戦となった今回、見事に合格を果たした。

 本年度の試験から一部の問題形式が変更となったが、実は変更に気付かずにいたという。それでも持ち前のリーディングの速さを生かして乗り越えた。「寿命が縮む思いをしたが、気持ちを落ち着かせて何とか対応できた」と振り返る。

 母真喜子さん(44)から見ても「チャレンジ精神旺盛」という松島さん。同い年のデンマーク人の友人が3カ国語を話すマルチリンガルで、最近は中国語やフランス語にも興味津々だ。「語学力を生かし、海外で生活して知見を広げ、将来の夢を見つけたい」と広い世界を見据えている。

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