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屋台激突!飯坂けんか祭り

10/06 08:40

八幡神社境内で、威勢のいいかけ声とともに激しくぶつかり合う屋台=5日午後9時30分、福島市飯坂町

 福島市飯坂町の八幡(はちまん)神社例大祭は5日、「飯坂けんか祭り」という異名の由来になった「宮入り」が行われた。各町の担ぎ屋台が境内で何度も激突、迫力あるぶつかり合いが見物客を魅了した。

 その激しさから、「日本三大けんか祭り」の一つに数えられる。起源は定かではないが、屋台同士のぶつかり合いは、1933年の宮入りの際、神社に神輿(みこし)が納まると祭りが終わる寂しさから、それを防ごうと二つの屋台がぶつかったことがきっかけとされる。

 日中は神輿渡御で町内を巡行し、夜になると、大勢の若衆に担がれた6町の担ぎ屋台がちょうちんを揺らしながら横町の御旅所を出発した。神社境内では、屋台の中で打ち鳴らす太鼓の音が大きく響く中、勢いよく担ぎ棒を突き合わせた屋台が倒れそうなほど斜めにせり上がり、見物客からは大きな歓声が上がった。

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