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地域包む光…遠野和紙あかり展開幕、いわき 伝統工芸の魅力PR

10/09 10:00

幻想的な雰囲気の中で繰り広げられたコンサート

 いわき市遠野町で同地区の伝統工芸「遠野和紙」の魅力をPRする「第3回遠野和紙あかり展」が始まった。14日まで、関連行事が繰り広げられる。

 遠野和紙あかり展実行委の主催。5日には同市の遠野小で点灯式が行われ、高木忠行実行委員長が「遠野にこのような素晴らしい催しがあることを広めていきたい」とあいさつ。会場となった体育館には同校の5、6年生約70人が遠野和紙を使って製作したテーブルライトなど約200個のあかりが並んだ。あかりに光がともされると、来場者から大きな歓声が上がった。

 今年は一般公募の作品コンテストを初めて開催。同日は各入賞作品の出品者に対する表彰式も行われた。高木実行委員長が賞状や記念品を入選者に手渡し、金賞に輝いた中島由美子さんらをたたえた。

 6日は同体育館で「フルート&ピアノ デュオコンサート」が開かれた。同市出身のフルート奏者遠藤優衣さんとピアニストの渡辺貴紀さんが出演し、「トップ・オブ・ザ・ワールド」「ユー・レイズ・ミー・アップ」など約10曲を披露。幻想的な雰囲気の中、詰めかけた約200人の聴衆が美しい調べに酔いしれた。

 12~14日には同市の上遠野公民館講堂で作品展示会が開かれる予定。イベントの問い合わせは実行委(電話0246・89・2111)へ。


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