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フランスで新型原子炉稼働 12年遅れ、増設計画節目に

09/04 08:45

 2016年10月、フランスで建設中の欧州加圧水型炉(EPR)のフラマンビル原発(共同)

 【パリ共同】フランス北西部フラマンビル原発で3日までに、新型炉の欧州加圧水型炉(EPR)が稼働した。当初の計画から12年遅れとなったが、原発増設計画を掲げるフランス政府にとって、大きな節目となる。5月に稼働を認可していたフランス原子力安全局が、フランス電力に対して今月2日に稼働のゴーサインを出した。

 マクロン大統領は3日、Xで稼働の目的を「原子力と再生可能エネルギーを組み合わせることで気候変動対策の目標を達成し、電力コストを削減することだ」と説明した。

 EPRは2012年に稼働を始める計画だったが、設計上の不備や工事の欠陥が相次ぎ発覚し、遅れを繰り返していた。

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