東京電力福島第1原発では、汚染水をめぐるトラブルが絶えない。2月には高濃度の汚染雨水が排水路を通じて海に流出する問題が発覚した。東電は2月24日、2号機の原子炉建屋屋上にたまった汚染雨水が排水路を通じて港湾外に流出していたことを明らかにした。だが、流出の可能性を事前に把握しながら公表せず、具体的な対策も取っていなかった。認識の甘さを再び露呈した。 排水路の出口付近で採取した水からは最高値で放射...
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