19世紀末のレントゲン博士によるX線の発見以来、放射線の技術が急速に進歩する一方で、放射線による身体への影響に関する知見も同時に積み重なっていきました。ベクレル博士の発見と同じ1896年にはX線による皮膚炎が報告され、20世紀初めには皮膚がんや白血病も知られるようになります。 また、1920年代のアメリカの時計工場では、腕時計の文字盤の夜光塗料に放射性ラジウムが使われていたため、文字盤を描く労...
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