【春日部~栃木】<いと遊に結びつきたるけふりかな> かすみ立つ室の八島

04/08 15:15

  • 有料記事
境内の「室の八島」は、朱塗りの橋などで八つの「島」が結ばれた庭園。こぼれ落ちたツバキの花が彩りを添える=大神神社

 今回も松尾芭蕉を追い掛け、関東平野を北へ進む。まず、芭蕉の同行者曽良が、旅の初日、1689(元禄2)年3月27日(陽暦5月16日)に宿泊したと「日記」に記した粕壁(現埼玉県春日部市)である。  記録残らぬ伝承  東武スカイツリーラインで独協大学前 草加松原駅から北へ約30分、春日部駅で下車。駅の東口を出て、宿場町があった駅の北側をぶらぶら歩く。  あちこちに彫刻や、ハクモクレンなど季節の花。のどか...

この記事をSNSで伝える:

  • X
  • facebook
  • line