【旅の終わりに】俳人・長谷川櫂さん(下) かるみの先に心の安寧

04/27 14:01

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 はせがわ・かい 1954年、熊本県生まれ。東大法学部卒。読売新聞記者を経て、創作活動に専念する。「朝日俳壇」選者、サイト「一億人の俳句入門」で「ネット投句」「うたたね歌仙」主宰、「季語と歳時記の会(きごさい)」代表。66歳。

 松尾芭蕉来福330年の節目に始まった連載「おくのほそ道まわり道」は、今回で幕を閉じる。最後に、芭蕉は、この奥州・北陸の旅でつかんだ人生観を、どのように作品に昇華させたのか、俳人の長谷川櫂さんに結んでもらった。  前回は、「おくのほそ道」の第3部にあたる尿前(しとまえ)の関から市振(いちぶり)の関までの旅で、芭蕉は宇宙空間に入って行くような体験をし、「変化をくりかえしているものこそ実は何も変わら...

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