白河は江戸時代、白河藩の城下町として一気に発展した。全国屈指の規模を誇ったといわれる「白河の馬市」は、商人をはじめ多くの人でにぎわい、戦後まで約300年続いた。 風流を愛する俳聖松尾芭蕉はそんな巷(ちまた)の俗っぽさを避けたのだろうか。白河城下はほとんど素通りした感がある。 しかし、縁がなかったわけではない。会った人物が2人、会えなかった人物が1人いた。 本名知らぬまま 芭蕉が陸奥(みちのく...
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