【 白河城下 】<関守の宿を水鶏にとはふもの>曽良は隠密?謎めく日記

06/24 14:40

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東日本大震災で崩れた部分の修復が完了した小峰城の石垣。芭蕉と曽良が郭内に入ったのかは定かではない

 白河は江戸時代、白河藩の城下町として一気に発展した。全国屈指の規模を誇ったといわれる「白河の馬市」は、商人をはじめ多くの人でにぎわい、戦後まで約300年続いた。  風流を愛する俳聖松尾芭蕉はそんな巷(ちまた)の俗っぽさを避けたのだろうか。白河城下はほとんど素通りした感がある。  しかし、縁がなかったわけではない。会った人物が2人、会えなかった人物が1人いた。  本名知らぬまま  芭蕉が陸奥(みちのく...

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