須賀川をたった松尾芭蕉一行は、元禄2(1689)年4月29日(陽暦6月16日)から翌5月1日(同年は4月30日はなかった)、現在の郡山市内を旅した。 ただ「おくのほそ道」(以下「ほそ道」)で現郡山市内の記述は、檜皮(ひわだ)宿(同市日和田町)周辺のみ。河合曽良の「日記」が見つかる1943(昭和18)年まで「ほそ道ワールド」では須賀川と日和田との間は空白地帯だった。「まわり道」の旅は、この「余白...
この記事は会員専用記事です
残り2,699文字(全文2,899文字)
続きを読むには「みんゆうプラス」の会員登録もしくは
「福島民友新聞購読」の申し込みが必要です。