「おくのほそ道」(以下「ほそ道」)では、松尾芭蕉に一句どころか一言も記されぬまま通過された郡山宿(現郡山市中町)だった。しかし実は、現郡山市域の歌枕「安積山(浅香山)」を詠んだ句〈安積山かたびらほして通りけり〉が「芭蕉の句である」と、江戸時代から地元郡山でも江戸でも伝えられていた。その事実が最近、安積国造神社(郡山市)安藤智重宮司の調べで分かった。ここまでが前回。 そうと知ると、芭蕉とは無縁に...
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