【福島城下】<早乙女に仕形望まんしのぶ摺>県都・福島に残した謎と足跡

10/28 14:45

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JR福島駅東口前の交差点手前に立つ芭蕉と曽良の像。行き交う人波をそっと見守っているようだ

 「おくのほそ道」(以下「ほそ道」)をたどる旅は、いよいよ福島城下である。  夜明けとともに郡山宿をたち、あまり寄り道もせず奥州街道を北上してきたこの日、1689(元禄2)年5月1日(陽暦6月17日)、松尾芭蕉たちがゴールの福島城下まで歩いた距離は12里余(約50キロ)。いやぁ長かった。気付けば夕暮れも近い―。そんな芭蕉のつぶやきが聞こえてきそうだ。  先を急いだ理由  一方、現実の世界では「芭蕉はな...

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