松尾芭蕉と河合曽良は、国見町の県境地帯「伊達の大木戸」をたどり、東北線貝田駅付近を通り過ぎたのだろう。そう想像しながら県境を越え、宮城県白石市に入った。ここからは旧仙台藩領。道は山あいを下り、空が狭く感じる。記者は越河(こすごう)、斎川など宿場だった集落に寄り道しながら、国道4号で北上した。 雨の中を北上した芭蕉たちは、白石城下で1泊。翌日1689(元禄2)年5月4日(陽暦6月20日)、岩沼経...
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