「山形県の人は、相手との距離を縮めるのがうまい」と、山形で営業経験がある福島市の知人に言われた。なるほど。親切という以上に、何か尋ねると熱心に答えてくれたりする。 同県尾花沢市の芭蕉、清風歴史資料館の職員の方は、同地の雪深い風土の解説が印象的だった。松尾芭蕉が尾花沢で7泊した養泉寺の現在の別当(管理者)三井きみ子さんは、北西を指さし「あれが月山、その左の方が鳥海山」と教えてくれた。 この尾花沢...
この記事は会員専用記事です
残り1,973文字(全文2,173文字)
続きを読むには「みんゆうプラス」の会員登録もしくは
「福島民友新聞購読」の申し込みが必要です。