東京電力は5月、福島第2原発の廃炉工程をまとめた廃止措置計画を原子力規制委員会に認可申請した。完了まで44年を見込む廃炉作業の第一歩だが、使用済み核燃料プールで保管中の核燃料約1万体の具体的な搬出先は明記せず、県や立地自治体が求める県外搬出の実現には不透明さが残る。 核燃料は廃炉着手の6年目から全工程の折り返しとなる22年目までの16年間、毎年約600本ずつをプールから取り出す。敷地内に新設す...
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