東京電力福島第1原発は事故発生から9年6カ月を迎えた。廃炉の完了までは最長で40年程度が見込まれており、約4分の1を消化した現在でも全体の工程には不透明さが残る。放射性物質トリチウムを含む処理水の処分方法についても議論が尽くされたとは言い難く、依然として廃炉を巡る課題は山積している。 東京電力福島第1原発で増え続ける放射性物質トリチウムを含む処理水を巡り、東電は、2022年夏ごろに敷地内の保管...
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