住民間の亀裂修復へ 「指定の有無により恨みの矛先が対住民に向いた『わだかまり』を解消する」。2013(平成25)年2月、特定避難勧奨地点外の伊達市民323世帯991人が、東京電力に指定世帯と同等の精神的損害への慰謝料を求め、原子力損害賠償紛争解決センターに集団で和解仲介を申し立てた。住民間に生じた亀裂の修復―。真意はその一点だった。 さかのぼること8カ月前の12年6月16日、伊達市霊山町の市議...
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