「先生、『御用学者』ってことになっていますよ」。東京電力福島第1原発事故の発生からしばらくたったある日、立命館大名誉教授の安斎育郎(80)に知人から連絡があった。インターネット上にそんな記載があった。放射線防護を専門とする安斎がテレビ番組に出演し、原発事故の放射線の影響について解説した後だった。 安斎は番組で「事態を侮らず、しかし過度に恐れず理性的に対応しよう」と呼び掛けた。「放射線に対して過...
この記事は会員専用記事です
残り982文字(全文1,182文字)
続きを読むには「みんゆうプラス」の会員登録もしくは
「福島民友新聞購読」の申し込みが必要です。