【検証・放射線】立命大名誉教授・安斎育郎さん 崩れた専門家の信

11/25 11:00

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「専門家や行政に対する『信』が崩れたことが、今回の原発事故がもたらした大きな問題だった」と指摘する安斎さん=京都市・立命館大国際平和ミュージアム

 「先生、『御用学者』ってことになっていますよ」。東京電力福島第1原発事故の発生からしばらくたったある日、立命館大名誉教授の安斎育郎(80)に知人から連絡があった。インターネット上にそんな記載があった。放射線防護を専門とする安斎がテレビ番組に出演し、原発事故の放射線の影響について解説した後だった。  安斎は番組で「事態を侮らず、しかし過度に恐れず理性的に対応しよう」と呼び掛けた。「放射線に対して過...

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