「これ(顕彰碑)を建てないと消防団は辞められないと思っていた。11日が来ると必ずあの日(東日本大震災)のことを思い出すよ」。元南相馬市消防団長の長沢初男さん(72)はそうつぶやいた。 顕彰碑は、住民の避難誘導中に大津波に巻き込まれ殉職した団員9人の功績を後世に残すものとして、同市原町区萱浜の市防災備蓄倉庫敷地に建てられた。 長沢さんは2015(平成27)年12月に、市消防団や行政区長会などでつ...
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