【検証・除染】中間貯蔵必要だけど 見えない「県外最終処分」

02/08 11:19

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除染土が運び込まれる中間貯蔵施設内の土壌貯蔵施設。元の町の風景は残されていない=2020年2月

 「中間貯蔵施設が福島復興には欠かせないのは分かっている...」。先祖伝来の土地か、福島の復興か。古里を追われた大熊、双葉両町の住民が所有する土地の上にあるのは、慣れ親しんだ家でも畑でもない。除染土が日々運び込まれる中間貯蔵施設が広がっている。  「日本中探しても適地はうち(双葉郡)しかないと思ったよ。四季の移ろいを感じられた古里にはもう戻れないだろうな」。首相の菅直人(当時)が県庁を訪れ、突然、知事...

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