東京電力福島第1原発事故から10年を前にした2月17日、第1原発に取材に入った。大量の放射性物質で汚染された敷地は10年間で環境が改善され、96%で防護服を着る必要がなくなった。一方で、取材の4日前に発生した東日本大震災の余震とされる最大震度6強で、原子炉の損傷拡大が後に判明。廃炉の困難さは変わらないまま次の10年を迎えることになった。 「この場所も事故直後は推計で毎時十数ミリシーベルトはあっ...
この記事は会員専用記事です
残り665文字(全文865文字)
続きを読むには「みんゆうプラス」の会員登録もしくは
「福島民友新聞購読」の申し込みが必要です。