相馬双葉漁協が2012(平成24)年に試験操業を開始してから約9年がたつ。少しずつ水揚げ量を増やしている相馬市・松川浦漁港を2月末に訪れた。本格操業を見据え4月から段階的に移行する。漁業者は試験的な漁の終了や残る風評に不安を抱きながら、以前の姿を取り戻そうと懸命に船を進めていた。 冷たい浜風が吹く松川浦。静かだった港に午前6時すぎから小型船が入り始め、活気を帯びる。漁師たちがたるで水揚げする魚...
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