脳卒中について。その39 【第5のリスク】アルコール

09/23 15:36

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福島県立医科大学医学部大学院卒、医学博士号を取得。同大学附属病院から総合南東北病院、福島赤十字病院、原町市立病院等にて勤務し1996(平成8)年4月から公立藤田総合病院脳神経外科、2008年4月より同病院副院長。専門は脳血管障害の診断と外科治療。日本脳神経外科学会専門医・指導医、福島県立医科大学医学部臨床教授。

 今回は脳卒中の第5のリスク、アルコールについて、国立がん研究センターや厚生労働省からの記事を参考にお話します。  1.アルコールの働き  お酒を飲むと体が温かくなり、気分が晴れるような感じがします。その理由は、飲酒には体の血流をよくする効果があり、身体が温まり活性化するためです。また、アルコールは大脳新皮質(理性をつかさどる中枢)の働きを抑え、感情、衝動、食欲などの本能的な要素をつかさどる大脳辺縁...

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