脳卒中について。その43 【第6のリスク・コレステロール】

02/01 08:00

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 公立藤田総合病院・佐藤昌宏 福島県立医科大学医学部大学院卒業、医学博士号を取得。同大学附属病院から総合南東北病院、福島赤十字病院、原町市立病院等にて勤務し1996(平成8)年4月から公立藤田総合病院脳神経外科。2008年4月より同病院副院長。専門は脳血管障害の診断と外科治療。日本脳神経外科学会専門医・指導医、福島県立医科大学医学部臨床教授

 今回は脳卒中の主要危険因子のひとつである高コレステロール血症(脂質異常症)についてお話しします。  コレステロール  コレステロールは、生体内でホルモンの材料になったり、肝臓で消化液の一つである胆汁酸に変換され、食べ物の消化・吸収を助けたり、全身の細胞膜の構成成分になったりと、私たちが生きていく上で非常に大切な役割を担っています。  大きく分けて、肝臓でできたコレステロールを体全体に運搬する役割を...

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