脳卒中について。その44 【第6のリスク・コレステロール】

03/01 07:00

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 公立藤田総合病院・佐藤昌宏 福島県立医科大学医学部大学院卒業、医学博士号を取得。同大学附属病院から総合南東北病院、福島赤十字病院、原町市立病院等にて勤務し1996(平成8)年4月から公立藤田総合病院脳神経外科。2008年4月より同病院副院長。専門は脳血管障害の診断と外科治療。日本脳神経外科学会専門医・指導医、福島県立医科大学医学部臨床教授

 今回は脂質異常症や高血圧、糖尿病が原因でおこる動脈硬化についてお話しします。動脈硬化には2つのタイプがあります。  1.血管が狭くなる「アテローム動脈硬化」  アテローム動脈硬化(粥状硬化)とは、血管の内膜にLDLコレステロール(悪玉コレステロール)がたまることで血液の通り道が狭くなるものです。血液中のLDLコレステロールは、多くなり過ぎると血管の内皮細胞の下にもぐり込んでたまります。マクロファー...

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