脳卒中について。その53 【脳卒中予防十か条の9】

12/01 07:30

  • 有料記事
公立藤田総合病院・佐藤昌宏 福島県立医科大学医学部大学院卒業、医学博士号を取得。同大学附属病院から総合南東北病院、福島赤十字病院、原町市立病院等にて勤務し1996(平成8)年4月から公立藤田総合病院脳神経外科。2008年4月より同病院副院長。専門は脳血管障害の診断と外科治療。日本脳神経外科学会専門医・指導医、福島県立医科大学医学部臨床教授

 今回は肥満の治療、特に行動療法と運動療法についてお話しします。〈図〉は肥満の診断されてからの治療指針を示したものです。前号も参考にしてください。  1.肥満の行動療法  肥満を治療する上で、行動療法が有用といわれています。行動療法とは、普段の生活する上で、体重増加の原因となっている「問題のある行動」に自ら気が付いて、考えて修正をしていく方法です。特に、肥満の方は食行動に問題を抱えていることが多い...

この記事をSNSで伝える:

  • X
  • facebook
  • line