【市長選】須賀川市

01/02 10:50

 2024年の県内は、首長選が須賀川市など10市町村、議員選がいわき市など16市町村で予定されている。各選挙では震災と原発事故からの復興に加え、急激な人口減少対策や地域活性化への取り組みなどが争点となりそうだ。市町村長選といわき市議選の動向を展望した。

 現職・橋本氏の判断注目

 任期満了は8月10日。現職の橋本克也氏(60)=4期=は立候補への態度を明らかにしていない。2020年の前回は3月議会で4選出馬を表明しており、判断が注目される。ほかに水面下で立候補を探る動きもあり、選挙戦になれば08年以来16年ぶりとなる。

 橋本氏は県議を4期途中で辞職し、08年の市長選で初当選。東日本大震災を経た12年の市長選から3回連続無投票で当選した。市民との協働のまちづくりを掲げ、震災と19年の東日本台風からの復旧・復興や地域創生、防災・減災対策を進めており、市民からは5選出馬を望む声が出ている。

 一方、市政には少子高齢化や人口減少に加え、新型コロナウイルス禍で打撃を受けた地域経済の活性化や災害に強いまちづくりなどの課題があり、市長選の争点になるとみられる。

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