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(29)人生のバランス、畑とイラスト...両方必要

05/23 08:30

「赤べこの人生」の手ぬぐいなど、最近のイラストの作品です

 Bonjour! エミリーです。

 皆さんは良いゴールデンウイークを過ごしましたか?

 私は大熊町で作業などをしていましたが、なぜか、ゆっくり休んだ気分です。いつもより農園とイラスト制作に使う時間をうまく分けられたので、イラストに結構集中することができ、リラックスしたからなのかもしれません。

240516emily7013.jpg※写真=ドローンから撮影した農園の一部です。今は写真より緑が多くなっていますが、これからいろいろな形を作り続けます!

 農園を始めてから、苗を植えたり、形を作ったり、管理したり、などなど。いくら作業してもやることが減らないです。(笑)

 そして、冬の間忘れていたヨシやクズなどの草や、ネズミとの闘いが「畑のルーティン」に入りました。

 最近はイラストの仕事より畑を優先していましたが、この1年間に少しずつ、いくつかの新しいイラストや商品のアイデアを温めてきました。

 3月には大熊町の「坂下ダム」の四季を描いたはがきや、「赤べこの人生」の手ぬぐいができてうれしかったです。イラストを描くと想像が盛り上がり、いろいろ考えながら赤べこや、星をモチーフにした「メリエマリス」などのキャラクターが生まれます。結構面白いプロセスだと思います!

 イラストのアイデアづくりからお客さまに商品が届くまで、たくさんのステップがありますが、たまにちょっと疲れることがあっても、楽しい気持ちの方が強いです。

 これからの新しいイラストと商品を楽しんでいただけたら何よりです。

 私にとって、1日の時間のバランスを取るのは簡単なことではないですが、農園とイラストの仕事は必要です。一つの作業だけでは、気持ち的にも、収入的にも、全く足りません。農業とイラストの仕事で、人生のバランスを取っています。

240516emily7010.jpg※写真=今はベリーが咲く時期です。新しいブラックベリーや木苺の花が咲くのは初めてなので、実が付くのを楽しみにしています

 今のところ、「農業をやりたい」という気持ちだけでは生活できません。ですから、「畑+他の仕事」をやっていることも大事です。会津やいわきの友達の何人もが、このパターンでやっています。

 最近のニュースで日本の農家さんは60~70代の方が多いと聞きました。農業の未来についていろいろな不安があるみたいですが、人生は一つのパターンだけではないです。

 「大量生産」の言葉をよく聞きますが、少ない人が広い畑をやるより、誰も使わない農地にソーラーパネルをつけるよりも、たくさんの人が「他の仕事+畑」をやって、「日常生活に必要な分+ちょっと売れる分」を作れば、楽しみが増えるかもしれません。

 子どもがいる家族、テレワークの人、ちょっとだけ畑をやりたい人など、みんなそれぞれ自分のパターンがあるので、自分らしい農業をやればいいんじゃないでしょうか。

 理想と現実...やってみないことには、絶対に現実にはならないからです。

 それでは、また来月!

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