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正直古墳群の歴史紹介 郡山で土器や石製模造品展示

07/06 08:05

正直古墳群から出土した壺棺

 郡山市文化・学び振興公社は6日から、同市田村町の大安場史跡公園ガイダンス施設で、「正直古墳群」に関する企画展「正直古墳群の全て」を開く。これまでの発掘調査で得られた成果を初めて一堂に展示、紹介する。

 正直古墳群は同市田村町で、谷田川を挟み、東北最大の前方後方墳などがある国指定史跡「大安場古墳群」に向かい合う場所に位置している。東北でも珍しい4~5世紀に継続する古墳群として、これまでに石製模造品と呼ばれる祭祀(さいし)遺物を数多く出土、石棺など多彩な埋蔵施設が確認されている。

 企画展では古墳群の構成や変遷、意義を紹介する。また、「壺棺」などの土器や石製模造品などの出土品、埋葬施設のイラストなどを展示し、4世紀、5世紀前半、後半の各古墳を紹介する。

石製模造品

石製の模造品

 8月25日まで。時間は午前9時~午後5時。今月8、16の両日は休館。

 8月4日には、千葉大大学院の山田俊輔教授が「古墳時代の海の民、山の民」と題して記念講演を行う。

 問い合わせ、申し込みは大安場史跡公園(電話024・965・1088)へ。

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